小学校のときには,棒グラフやら円グラフやら折れ線グラフやらと, いろいろなものの割合や変化の様子を表すグラフを習いました. また,中学校や高校ではx軸とy軸を設定して, 関数のグラフの描き方を勉強します. でも,グラフ理論でいうところのグラフは, そういうグラフとは無関係です.
それは点と線からなる図形のこと. 視覚的に表されたものという意味では同じですが, そんなことは気にしない. まあ,試しに点と線からなる私たちのグラフを 自由に描いてみましょう.
すでに描かれている頂点を2つ選んで順にクリックすると, それを結ぶ線分が描けます. その線分を辺と呼んで, その両端の頂点をその辺の端点と呼びます.
辺で結ばれた2つの頂点を互いに隣接しているといったり, 辺はその端点に接続しているといったりします.
次数のチェックボックスをクリックすると, 頂点の側に数字が現れます. その数字は何だと思いますか?
答えは簡単. その頂点に接続している辺の本数です. その頂点に隣接する頂点の個数といっても同じですね. その本数,もしくは個数の値をその頂点の次数と呼びます.