文字は基本的に線分を組み合わせて作られているので, 線分が交差している部分に頂点を補ってあげれば, グラフとみなすことができますね.
例えば,「木」は木だし,「キ」も木です.でも, 「き」は木とは言いにくいですね.
え? 何言ってるの? そう思っている人もいるでしょう. ここで木と言っているのは, さっき学んだグラフの木のことですよ. 「木」や「キ」の線分が交差しているところや, 線分の先端に黒丸を補えば,グラフの木になりますよね.
書き方にもよりますが, 普通は最後の1筆を横横縦の部分とは切り離して書きます. つまり,ひらがなの「き」は2つの部分に分離しているので, 2つの木が並んでいると解釈して,1つの木とはみなさないのです.
ということは,「林」も木ではないし,「森」も木ではありません. このように, 木がいくつか集まってできているグラフは林と呼ばれています. でも,「森」は森ではありませんよ.
ア ○ | カ ○ | サ ○ | タ × | ナ ○ | ハ × | マ ○ | ヤ ○ | ラ × | ワ ○ | ン × |
イ ○ | キ ○ | シ × | チ ○ | ニ × | ヒ ○ | ミ × | リ × | |||
ウ ○ | ク ○ | ス ○ | ツ × | ヌ ○ | フ ○ | ム ○ | ユ ○ | ル × | ||
エ ○ | ケ ○ | セ ○ | テ × | ネ ○ | ヘ ○ | メ ○ | レ ○ | |||
オ ○ | コ ○ | ソ × | ト ○ | ノ ○ | ホ × | モ ○ | ヨ ○ | ロ × | ヲ ○ |