第三の理/補足○
フォーやブンチャー

 いずれもベトナムの郷土料理的な食べ物. 特に,フォーは「ベトナムうどん」とでも言うべきもので, それを知らずしてベトナムの食は語れないと言われている. また,フォーは,単に食べ物というよりも, ベトナム人を特徴づける重要な要素の 1 つのようである. 例えば,

の中で「うどんの社会主義」と題して, フォーとベトナム社会の在り方との関係が述べられている.

 一方, ブンチャーは, ビーフン,焼き肉,野菜を ヌォック・マムで作ったタレで混ぜたものである. その ヌォック・マムは塩漬けにした魚を発酵させて作った醤油のようなもので, ベトナム料理の基本的な調味料である.

 私自身はどちらも食べたことがないので, 自分の言葉でそれを語れないのが残念である. とはいえ,実は,渋谷にあるベトナム料理のお店にチャレンジはしたのだった.

 あるビルの 2 階にあるそのお店はあまり大きくはないが, たくさんのお客さんで賑わっていた. 席が空くのを待っているお客も多かったので, 入店を断念せざるをえまいとがっかりしていると, 満員を告げにエプロンを着けた男の店員さんがやってきた. その風貌はまさにドイモイ君を思わせるものだった. その姿を見て私はかなり満足したのだが, やはり空腹には勝てない. 結局,私は他のお店を探すことにした.


negami@edhs.ynu.ac.jp [1998/5/1]