第三の理/補足○
2 進数

 通常の数の表し方を復習してみよう. 例えば, 123 はどういう数を表しているのだろうか. それは 100 を 1 つ, 10 を 2 つ, 1 を 3 つ足して得られる数である. また, 100 は 102 = 10 × 10 であることに注意すると,

123 = 1 × 100 + 2 × 10 + 3 × 1
 = 1 × 102 + 2 × 10 + 3 × 1
となっている. 10 を 10 個使うと 100 = 102 が作れるし, 100 を 10 個使うと 1000 = 103 になってしまうから, そういう数は多くても 9 個までしか使わない. 私たちは, このルールを守って,数を表現しているのである. このように, 10 や 100 のような 10 のべき乗をもとにして数を表現する方法が, いわゆる10 進法である.

 この 10 進法の原理がきちんとわかっているならば, 何進法でも基本的には理解できるはずである. つまり, 2 進法とは, 2 のべき乗 1 , 2 , 22 , 23 , … をもとにして数を表現する方法である. 2n を 2 個使うと 2 × 2n = 2n+1 になって, 次の 2 のべき乗が作れてしまうから, 2n は多くても 1 回しか使わない. これが 2 進法で守るべきルールである.

 ということは, 2 進法では 0 と 1 しか使わないで数を表現するのである. 例えば, 2 進法で 1101 と表される数は,

1101 = 1 × 23 + 1 × 22 + 0 × 2 + 1 × 1
  = 8 + 4 + 1 = 13
となるから, 10 進法の 13 を表すことになる.

 参考までに, 0 から 15 までの数の 2 進数表現を示しておこう. 普通は先頭に並ぶ 0 を省略するが, 桁を揃えるために, 4 桁のすべてを記しておく.

00000 81000
10001 91001
20010101010
30011111011
40100121100
50101131101
60110141110
70111151111

  10 進法で表されている数を 2 進法に変換する方法や, コンピュータとの関係などを知りたい人は, 拙著『爽快! 2100 三話』(遊星社)を参考にしていただきたい.


negami@edhs.ynu.ac.jp [1998/5/1]